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4月 私の留学体験談 MYCOM留学タイムズ |
| 「人と同じことはやるな」という両親の教えを実践 まず、自分の好きなことをやりたかった。好きだからこそ一生懸命できるし、嫌いなことを無理してやる必要はないわけですからね。でも、趣味の世界と自分が生きていく世界とは、必ずしも一致しない。自分自身の経済や生きる術は、人様の評価にきちんと値するようでなければならないと。 私は英語が好きで、最初はそれをツールとして何かしたいと考えていました。でも、英語はもう多くの人がやっているし、よほど極めないとスキルにはならない。それで、これから必要とされる外国語は何かと思い、アラビア語を見つけました。新聞で、アラビア語が国連の公用語に入るということを知ったんですね。それから大変興味を持った。 見かけからして英語とまるで違うことも、すごく新鮮でした。仏語も独語も、ローマ字系アルファベットはもういいなという感じだったし。全然違う言葉、だけど世の中のニーズも今後はきっとあるはず。そんな確信のもとに、私はアラビア語を選んだわけです。 家族はもう「いってらっしゃい」と。母には、子供のころから、自己責任・自立ということを学びました。父も同じですね。「人と同じことはやるな」です。人と同じことをすると叱られるんですよ。日本だと、皆と同じなら安心という方が多いでしょうが、私はいかにしてSomething Dirrerentになるかを教えられた。又、自分自身でもそれを実践したと思います。自分で道をさがして、自分で歩いて、いろんな局面にぶつかってもバタバタしない。それは、大変だけれど、今でもありがたいなと思いますね。 生きた国際政治を学んだ、エジプト留学時代 留学することは、高校生の時に決めていました。言葉を本当の意味でモノにするには、頭の柔らかいうちに現地に行った方が早いだろうと考えて、さっさと留学してしまった。もう何もなしに。父が、ああいうところは返事が返ってくるの待ってちゃダメだ、何年もかかるから、現地に行っちゃえって(笑) 最初は、カイロ・アメリカ大学というアメリカ資本の大学で、集中的に英語からアラビア語を学びました。基本的には、向こうに行ってゼロから始めた。それからカイロ大学に移ったんです。エジプトはアラブの文化・社会の中心ですし、他の国にはあまり大学がないという単純な理由で。だから「日本に大学がないから来たの?」なんて質問されたこともありますよ。当時、留学生たちはほとんど大学がない国の出身でしたから。 社会学を専攻したのは、宗教から経済まで、様々な分野を網羅しているというのがひとつ。私は通訳を目指していたので、何がテーマになるかわからない、あらゆることを知っていなければならないという点でも有効だろうと。実際、アラビア語と日本語をどう置き換えるかの練習になったという意味でも、プラクティカルだったと思いますね。学者になるつもりはなかったし、その方向で知識を極めても仕方がない。目標に合った選択、学習法をしたように感じます。 学校にはいろんな人がいました。クルド人学生の顔がしばらく見えないなと思っていたら、反政府運動をやって捕まって、監獄へ行っていたとかね。パレスチナ人もよく来るし、もう生きた国際政治ですよ。だからアラビア語を目指していたのが、結果的には国際政治や経済を学び、第4次中東戦争のおかげで、軍事・防衛についても学ぶことになった。カイロ大学をベースにして、課外授業も含め、ありとあらゆることを学んだと思いますね。 小志と大志、そして目的意識。留学成功の秘訣はここにある。 はじめは、好奇心のかたまり。それが、文化圏の違うところで生活していると、だんだん自分のアイデンティティーをなくすんですね。で、大学の授業のある8カ月間にすべてを集中して、体調から何から照準を合わせた。受験生と一緒ですよ。区切りがついたところで、自分にご褒美をあげる。「よくやりました」って、そのたびに高いところへ登ったんです。そうやって、壁を乗り越える楽しみを見つけていた。小さな志を積み重ねていって、いつの間にか、大きな志になるように、目標を持っていったわけです。 帰国して、まだ通訳だなんて言える状況にない時にオイルショックがあって、すぐ現地に駆り出されました。通訳の仕方を教えてくれる人もいませんし、まさに現場主義だった。いろいろな方の通訳をしましたよ、石油大臣から、新聞主幹、彫刻家まで。石油の値段交渉だと、1セントまけさせたら何億円もの違いが出て、責任はあるけれど醍醐味もありましたね。直接いろんな人に会えて、時には相手との信頼関係が築け、プロとしての現場感覚も養える。その意味で、通訳の仕事は面白かったです。 ニュースキャスターをやることになったのも、延長線上にチャンスがあって、転がってきたという感じです。基本的に、私は既に人がやっているものには興味がないんです。新しくて、かつ、その後メインストリームになるものに、非常に興味がある。アラビア語にしても、いまの政治の世界に入ったときの日本新党にしてもそうでしたしね。 今、簡単に海外に行けるからこそ、明確な目的を持って、それを忘れないことが大切だと思います。留学することによって、途中で目的がはっきりすれば、それもいいと思う。そして、楽しむときは楽しんで、やるべき時はしっかりやる。目的意識ですね、要は。 |
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