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永田町新潮流・小池百合子 私がやらねば

夕刊フジ 2007年12月11日




 中東のバーレーンで開かれた安全保障関係の国際会議に出席してきた。0泊3日の弾丸ツアー。現地での滞在時間よりも飛行機に乗っている時間の方が長い体力勝負の旅である。
 それでもアラビア語と英語のスピーチや、米国のゲーツ国防長官、中東湾岸諸国の首脳との会談をこなしてきた。
 最近は国際会議の数が増える一方だが、日本は国会審議の関係で大臣らの海外出張がままならないことが多い。結果として、世界での日本の存在感が薄れてしまう。ねじれ国会で、さらにこの流れが加速しないことを願うばかりだ。
 現在、インドネシアのバリで地球温暖化に関する国際会議COP?が開かれている。鴨下環境大臣が出席し、存在感を示すものの、アグレッシブな温暖化対策を展開する欧州各国と比べると日本の主張は控えめ。温暖化対策で国際競争力がそがれることを懸念する経済界の不安もあり、なかなか明確な指針を出せない状態が続いているからだ。世界のNGOからは不名誉な「化石賞」まで頂戴してしまった。
 気温が30度を超すバリでの会議ということもあり、出席者の服装はクールビズ対応が推奨されている。せっかくクールビズが世界に認められようとしているのに、まさか鴨下大臣はビシッとスーツ姿で出席するのではあるまいね!
 中東産油国との間を往復していると、世界の富の流れの変化を痛感せざるをえない。石油価格上昇は産油国に巨万の富をもたらしている。アラブ首長国連邦のドバイなどは高層ビルが立ち並び、不夜城のように光り輝いてまばゆいばかりだ。
 一方で、資源のないアフリカ諸国では、高騰する石油を買えずに、毎日の煮炊き用にあたりの木々を活用せざるをえないという。結果として森林伐採が進み、悪循環が起こっている。石油の代替燃料としてサトウキビやとうもろこしなどの食料由来のバイオ・エタノール開発も進んでいるが、食料品価格の高騰へとしわ寄せも出てきている。
 ギリシャ神話に、手で触ったものすべてを金に変えるミダス王の話がある。しかし、手にしたパンや肉までが金と化し、生きていけなくなるという結末だ。食料をエネルギーに変えるバイオ・エタノール開発の行く末と重ならないだろうか。

■永田町新潮流・私がやらねば
夕刊フジ 毎週水曜リレー連載





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