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せんせいたちのリレーエッセー 議事録

スポーツニッポン 2008年5月12日





 先週は、環境政策視察のため、民主党の岡田克也副代表、福山哲郎参院議員、自民党からは私と中川雅治参院議員の4人でドイツに行ってまいりました。
 ちなみにドイツ政府のご招待によるもので、自民党と民主党の大連立構想を進めるためではありません。ましてや政権交代については原理主義者といわれる岡田副代表です。現在、大連立を組んでいるドイツの政治状況に関する話は出ても、日本の話は一切出ませんでしたので、念のため。
 さて、ドイツの環境政策は聞きしに勝る先進性がありました。第一に自然再生エネルギーへの取り組みです。風力、水力、太陽光に菜の花や木片などを活用したバイオ燃料などの自然再生エネルギーをフルに活用し、2020年までに総発電量に占める割合を03年の8%から20%まで引き上げる計画です。
 ベルリンから旧東ドイツ側のチューリンゲン州に入ると、あちこちが菜の花畑で黄色に染められ、風力発電の風車が林立するさまが目に飛び込んできます。
 ソーラー発電でも、製造と施工の両面でチューリンゲン州は先進的です。
 日本は太陽光発電の技術では世界一を誇っていますが、残念ながら、すでに施工面積でドイツに抜かれてしまいました。
 「産業として成熟した」「売電できる個人の施設に税金は使えない」との理由で補助金制度が打ち切られたからです。環境相だった私は、「地球温暖化対策は始まったばかり」と、戸別ではなく地域への補助制度を設けましたが、環境省関係の予算では限りがありました。
 道路財源の一般財源化の流れの中で、国際競争力の確保、各家庭を発電所に代えるエネルギー安全保障の観点、そして何よりも地球温暖化対策として、ソーラー発電に財源を回すべきでしょう。
 もう一点、参考になるのが建築分野です。ドイツでは家ごとがエアコン機能を持つパッシブハウスが主流。断熱壁はもちろん、二重どころか三重窓もあります。それに太陽光や地熱を活用すれば光熱費はがぜん削減できます。地球温暖化を防ぎながら、住宅建設による内需拡大で経済をホットにする合わせ技をドイツに学びました。


■せんせいたちのリレーエッセー 議事録  スポーツニッポン 毎週月曜日掲載





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