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国民の、国民による、国民のための政治

コムネット43号 2008年5月

一八六三年、リンカーン米大統領はゲティスバーグで、政治は国民のためにあらねばならないと演説しました。これこそが、今の日本政治に求められているすべてではないでしょうか。

 昨夏の参院選の与党大敗北以来、永田町の景色は様変わりを見せています。衆参のねじれという初めての現象ですが、要は国の「決定に時間がかかる」「決定しない」「決定できない」ことが最大の問題です。
  以前、アメリカのゲーツ国防長官との会話で「アメリカはいつもホワイトハウスと議会でねじれてます」とかわされましたが、制度の違いはあれ、リーダーの決断と国民への説明はともに不可欠です。
  さて、私は国会の予算審議から解放された後は、地元活動と海外出張で精力的に動いています。
  石油高騰に沸く産油国のアラブ諸国やロシア、イケイケドンドンの中国や韓国などを回り、国家の意思決定のスピード、大胆な政策転換の現状に驚きながらも、日本のスローモーな動きに苛立ちを感じえません。このままでは失われた十年ならぬ、五十年分の損失覚悟が必要です。
  ガソリン税を巡る混乱、日銀総裁を巡る混乱…。いずれもいつか見た光景「デジャヴ」です。民主党は小沢代表に振り回されてヘトヘト、与党は解散を恐れてドキドキ、国民はイライラ…。
  政治が誰のために、何のためにあるのか、今こそ、原点に戻る時です。
 マスコミは解散・総選挙だけでなく、勝手に「ポスト福田」をはやしたてていますが、今、大切なことは福田総理のもとで、必要な国家の意思決定を着実に行うことでしょう。そのためにも福田総理には道路暫定特定財源の一般財源化で思い切った提案を打ち出したように、今後もあくまで直球でお願いしたい。そして、地球温暖化対策で世界をリードする役目の洞爺湖G8サミットで、日本の目標設定を行った上で、強力な議長役を務めていただきたい。
  もちろんクールビズ姿で。
  温暖化対策はあくまで文明論です。世界の人口問題、エネルギー、食料など、基本的な課題の解決に向けての道筋を日本のリードでつけたいものです。






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