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永田町新潮流・小池百合子 私がやらねば

夕刊フジ 2008年12月18日

 あっという間に、2008年も2週間を残すだけとなった。前半は石油や食糧の価格急騰、後半はサブプライム・ローンに端を発する金融危機と、ジェットコースターのような世界情勢が繰り広げられた。
洞爺湖サミットの開催も忘れてはいけない。
 ワタシ的には、突然の自民党総裁選への立候補が今年のハイライトだ。
派閥の長でも、元首相や知事の娘でもなく、当選回数もわずか、ましてや自民党への途中参加。党員・党友から7万票以上を頂戴できたのが、何よりもうれしかった。
 結局は麻生首相の圧勝になったわけだが、総裁選の際に主張した、埋蔵金の活用や出産一時金の加算、妊婦健診の充実に、省エネ住宅減税をはじめとする徹底した環境対策などの公約が次々と「いいとこどり」されているのだから、立候補も意味があった。
 もっとも埋蔵金は掘り起こされ、すでに露天掘り状態といえるくらいだ。
 麻生政権の支持率急降下で、新党結成だの、倒閣だのと、マスコミは騒いでいる。私も総裁選で大きな支援をいただいた渡辺喜美元行革相のパーティーに顔を出したり、総裁選の公約の一つである社会保障番号制度を推進する中川秀直元幹事長の会に名を連ねているが、政策的に近いのだから、当然といえる。
ただし、政局観は別物だ。マスコミが勝手に描く反麻生の構図には違和感を覚える。
 むしろ、この際、麻生政権を徹底してサポートすべきと考える。首班指名で「麻生太郎」と書いたのだから。
 それに、世界第2位の経済大国である日本が、世界の金融市場が危機にある中で、政局で思考停止をしてはいけない。
 外に目を転じると、観光立国のタイが政局の混乱で国際空港を封鎖したり、与野党でデモ合戦を繰り広げている。タイのような素晴らしい国が政争で混乱するのは「もったいない」。同様に、日本が不安定になるのは、この時期、「もったいない」どころか「みっともない」ではないか。
 アメリカではGMなどのいわゆるビッグ3が破綻の危機に面している。退職者の健康保険などの負担で経営を圧迫する一方で、肝心の自動車販売が環境対応で遅れをとって不振を極めているのだ。収入よりも支出が上回っている企業を政府がどこまで支援するかが問われている。
 GMの破綻への道は、そっくり日本の将来に当てはまる。高齢化するわが国がなすべきは、成長産業を育て、雇用を確保することだ。先端技術分野だけでなく、農業や林業などの一次産業に若者や失業者の力を当てよう。麻生首相はそのことを堂々と言うべきだ。日本をGM化させないために。

■永田町新潮流・私がやらねば
夕刊フジ 毎週水曜リレー連載






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