せんせいたちのリレーエッセー 議事録
スポーツニッポン 2008年8月18日
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スポーツニッポン 2008年8月18日
![]() 北京五輪もいよいよ佳境に入ってきました。競泳の北島選手の金メダル2冠など、うれしいニュースに沸いた前半ですが、後半も「加油」、頑張ってもらいたいものです。 それにしても、ホスト国の中国が金メダルの獲得数でもぶっちぎり状態です。中国国民にはほとんどなじみのない女子柔道の分野でも、13億人の中から選ばれた選手を国家丸抱えで徹底して鍛えあげ、メダルの数を稼ぐという戦略だとか。 開会式では9歳の林妙可ちゃんが革命歌曲を堂々と歌い上げましたが、なんと歌声は7歳の楊沛宜ちゃんのもの。実は口パクだったそうです。巨人の足跡を模した花火もCG画面への切り替え処理。国家として何を優先するかが透けて見えます。 応援席では寄せ書きをした日の丸を広げることさえ禁止する中国ですが、北京五輪そのものが国家発揚の超大型横断幕、大風呂敷を広げた政治ショーそのものです。 ホスト国とすれば、ウイグルやチベット問題など、都合の悪い国内問題の押さえ込みに血道をあげたいものでしょうが、結局、世界に「中国異質論」をばらまいていることに気がついていません。 ところで、中国語で「ガンバレ」は「加油」です。漢字文化を共有する日本人にとって「加油」のイメージは膨らみます。 ひるがえって、石油資源に恵まれない日本は「無油」でしょうか。 政府・与党はマイナス成長に落ち込む日本経済の浮揚策として経済対策を打ち出す流れです。石油価格急騰で苦しむ中小・零細企業への金融支援、省エネ支援に加え、高速道路料金の値下げなどが項目として並びます。今こそ、福田総理は日本が「無油」国家であるとあらためて明言し、国民とともにその事実を共有すべきです。その上で石油文明から、持続可能な文明に転換する「転エネ」宣言をするのです。 「省エネ」では石油文明からの脱却にはつながりません。日本経済を止血する緊急対応は必要ですが、対処療法は真の手術を先延ばしするだけです。エコカー支援やエコハウスへの徹底支援など、内需拡大と温暖化対策の合わせ技で国民の共感を呼ぶ対策をすべきでしょう。 ■せんせいたちのリレーエッセー 議事録 スポーツニッポン 毎週月曜日掲載 |
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