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永田町新潮流・小池百合子 私がやらねば

夕刊フジ 2010年12月11日

 11月23日の韓国・延坪島砲撃に続いて、12月8日、また北朝鮮が黄海沖に向け、砲弾を発射した。一方、ロシア軍は極東ウラジオストクに司令部を置くロシア太平洋艦隊所属の対潜哨戒機2機を飛ばし、10日まで続く自衛隊と米軍の共同訓練に警告を発した。日本を取り巻く安全保障情勢は依然波高しである。
 それもこれも、昨年の政権交代以来続く、安全保障政策なき迷走政権が呼びこんだ災いである。
 ようやく現実を学び始めたのか、改定が遅れている「防衛大綱」で武器輸出3原則(共産圏諸国、国連決議で武器等の輸出が禁止される国、国際紛争当事国またはそのおそれのある国向けの武器輸出の禁止)を緩和する流れであったのが、来年の国会での社民党との連携を模索する菅政権は先送りするという。
 国家よりも、政権の安全保障を優先したわけだ。
 軍拡を続ける中国をにらんで、沖縄や南西諸島での対策や、テロやゲリラなどの奇襲への対策を含む「動的防衛力」の整備という新たな考え方も、社民党との連携重視でぶっ飛ぶ。
 この流れを喜ぶのは、どこの国だろうか。少なくとも、わが国の国民の不安は増大するだけだ。
 ブランド力だけはある旧式の車から、新型のエコカーに乗り換えたはずの国民もようやく真実に気付き始めた。
 ブレーキをきかすべき時に加速し、アクセルをふかすときにブレーキが作動する。ウィンカーは左しか動かない。チャイルドシートはついていても、お代は後で回ってくる。
 エコカーのはずが、ボンネットを開ければ、「政治とカネ」の排ガスをまき散らす小沢印の旧式エンジンだったり。乗客を守るシートベルトもバンパーもついていない。
 運転手も相変わらずしょっちゅう代わるし、そもそも誰が運転しているかも、わからない。
 何よりも、目的地が不明の上、ナビさえついていない。とはいえ、昔の車に戻るのも…。
 先日、破綻したアメリカの自動車会社GMが再上場を果たした。証券取引所の前に並べられたのは新型のエコカーだった。
 年末恒例の業界再編への動きも出ているが、自民党こそGMのように、新型エコカーとして再上場を目指そう。目的地は「安心・安全で活力ある国」だ。
 準備は「整いました」。

■永田町新潮流・私がやらねば
夕刊フジ 毎週水曜リレー連載






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