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永田町新潮流・小池百合子 私がやらねば

夕刊フジ 2011年12月3日
 

  「アナス・ホリビリス」とはラテン語で「ひどい年」のこと。王室スキャンダルやウィンザー城の火事など災難が相次いだ1992年、イギリスのエリザベス女王が嘆き、流行語にもなった。
 今年は日本にとって「アナス・ホリビリス」だった。東日本大震災、津波、相次ぐ台風といった自然災害に加え、福島第一原発事故、領土領海を巡る近隣国とのいざこざ、円高などの人災と、国難が束になって押し寄せた。おはらいしなくては。
 日本だけではない。
 「アラブの春」も、今も各地で混乱が続き、砂漠の砂が吹き荒れる「春の嵐」状態のままだ。
 三方をアラブ・イスラム勢力に囲まれたイスラエル情勢、イランでの英国大使館乱入事件など、世界の火薬庫といわれる中東情勢も緊張している。
 シュメール、メソポタミア文明の末裔であるイラクでの戦火が収束しつつある矢先に、エジプト文明が「アラブの春」を迎えた。かと思うと、地中海を挟んだギリシャ、次いでローマ文明の地のイタリアで金融不安が巻き起こるなど、古代文明の地が次々に激変に見舞われた。
 ユーロが揺らぐ事態はまさに「EUの冬」だ。
 来年の大統領選を控えたアメリカも高い失業率などで国勢に陰りが見える。成長著しい中国も息切れが感じられてきた。
 結局、今年は人類の歴史においての分水嶺、文明の転換点なのだろう。
  いかにして日本が生き残るかだが、日本の最も未利用なエネルギー、女性力の活かし方次第だと断言したい。世界135カ国で日本の女性活用度は98番目。毎 年ランクを下げているのだが、逆にそれだけ伸びしろが大きいということでもある。今年の流行語大賞ともなった「なでしこJAPAN」の活用は日本の希望だ ろう。
 ある試算では、日本女性の社会・生活環境を充実させると800万人の雇用が生まれ、GDPを15%押し上げるという。
 増税の前にすべきこと。それは日本女性をもっと生かした成長戦略の実行だ。万年野党を甘んじてきた日本女性よ。日本社会で政権交代を目指そうではないですか!

■永田町新潮流・私がやらねば
夕刊フジ 毎週水曜リレー連載






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